CyanogenMod13導入端末でポケモンGOする Magisk篇(※10/26追記 動かなくなった?)
カスタムROM利用端末でポケモンGOしているみなさんは、
先日のアプデ後、突如現れたこいつにとてもびっくりしたことでしょう。
ΩΩΩ<な、なんだってー!?
ROOT取った状態で起動できないゲームはいくつか知られているものの、まさかポケGOでもこんな目にあうとは。。
ROOT状態で位置を偽装したりといった不正を働いた輩がいたことが原因のようですが、ポケGOとは全く関係のない部分の利便性を求めてカスタムROMを使っている身としては、巻き添えを食らってしまってとても悲しいですね。。
かといってこのまま諦めたくはない!きっと何か対策があるはず!
…と思い、色々探してみたところ、やはりありました。
わたしの環境は、Xiaomi Redmi2にCyanogenMod13(Android6.0)を積んだ状態のものです。この環境で効果があったものを書いていきます。
こちらのブログによると、CyanogenMod標準搭載のファイルマネージャで、「system/bin/su」と「system/xbin/su」をリネームしてしまえばポケモンGOは動くようになるとのこと。
その代わり、adbを使うなどしてもとに戻さない限り、端末上でROOT権限を使うことはできなくなります。(端末だけでもとに戻すことはできません)
それでも良い方はこれが一番手っ取り早い方法だと思います。
でも、わたしとしては、端末上でROOT権限が行使できなくなるのはこまる。とてもこまる。なんとかできないものか。
と思ってさらに探したら、ありました。
Magiskとかいうやつ!!(いつもながらAndmemさんの情報量はすごいです、一方的にとてもおせわになっております)
この「Magisk」は、ポケモンGOやAndroid Payなどで用いられている、ROOT化しているかどうかのチェック機能「SafetyNet」を回避できるというしろもの。
こちらのブログを参考に、自分のスマホにMagiskを導入していきましょう。
1.「system/bin/su」「system/xbin/su」の消去およびxposed関係のアンインストールを行う
「su」ファイルに関しては、リネームするだけでも良いのかも。(わたしは消しちゃいましたが)
xposedを導入している方は、一度アンインストールをしなくてはなりません。
こちらのブログを参考に、アンインストールしてください。
色々面倒だなーと思った方は、CWMなどのカスタムリカバリを使ってROMをWipeし、もう一度ROMを入れ直すのもよいかとおもいます
過去にRedmi2でCWM動かしたときの記事がありましたので、導入方法やかんたんな使い方などはこちらをご覧ください↓
わたしはCM13を入れてからそんなに日が経ってなかったので、まあいいかなーと思って一旦ROMはWipeしちゃいました。。
ROMを入れ直す場合であっても、CyanogenModには初期状態で「system/bin/su」および「system/xbin/su」があるので、どっちにしろ消す作業は要るのですけどね。。
この2つの「su」を消すことで、CyanogenModは一旦非ROOT化されます。
ちなみに、この「su」は端末上のファイルマネージャなどで消せるはずなのですが、わたしの環境ではなぜかエラーが出てうまくいかなかったので、CWM上で「system/」をマウントし、adbを使って消しました。役に立つかはわかりませんが、その際にコマンドプロンプトに打ち込んだコマンドは以下のとおりです。
adb shell
cd system
cd xbin
rm su
cd ..
cd bin
rm su
2.Magisk本体をインストール
forum.xda-developers.comここから、「Magisk-v○.zip」(○の中にはそのときの最新版の数字が入る)をダウンロードし、CWMなどのカスタムリカバリを用いてインストールします。ちなみに、2016/9/18時点での最新版は「Magisk-v6.zip」でした。
zipをどうやって入れるか、どうやってインストールするかなどについては、先程も貼った過去記事を見ていただければと。。
appredmi.hateblo.jp入れるものこそ違いますが、やり方は一緒です。
3.ROOT化用のツールをインストールする
forum.xda-developers.comここにある「Phh's superuser ○(Magisk Version)」(○にはそのときの最新版の数字が入る)をダウンロードします。ちなみに、2016/9/18時点での最新版は「Phh's superuser 17」でした。
こちらも、先程のMagiskと同じように、CWMなどのカスタムリカバリを用いて、端末にインストールします。
ここまで済んだら、再起動!
CWMであれば、「reboot system now」を選択。気をつけなくてはならないのが、「reboot~」選択後に出てくる選択肢で「yes」を押さないこと!
これ、「root化して再起動するか?」と聞いてきている選択肢なので、「yes」を押すと、suをわざわざ消したりしたことが無駄になります。
ちなみにわたしは選択肢をあまり読まずに適当に「yes」を押して、うまくいかずにめちゃくちゃ苦労しました。そりゃうまくいかんわ。
4.ROOT権限管理アプリをインストールする
先程入れた「Phh's superuser」によって取れる権限を管理するアプリを入れます。こちらはGoogle Playにあるものなので、端末上でインストールします。
インストールが完了したら、アプリを起動し、右上のてんてんてんをタップ。
「設定」をタップし、「スーパーユーザーアクセス」で「アプリとADB」を選択します。
5.AutoMagiskをインストールする
AutoMagiskは、Andmemさんで紹介されている「Magisk Manager」の強化版。
「Magisk Manager」ではROOTモードと非ROOTモードを手動で切り替えなくてはなりませんが、
AutoMagiskだと、なんと、非ROOTモードで運用したいアプリを登録すれば、自動でROOTモードと非ROOTモードを切り替えてくれるようになります。超スグレモノ。
インストールの際は、スマホ端末上で上のリンクを開き、「Download from Google Drive」をタップします。
するとAutoMagiskのapkファイルへのリンクが現れるので、それをダウンロードしてインストールします。(野良APKなので、インストールの際は、設定→セキュリティをタップし、「提供元不明のアプリをインストールを許可する」をオンにしていなくてはなりません)
インストールが完了したら、AutoMagiskを立ち上げ、操作時に非ROOTにしたいアプリを選んでチェックを入れます。その際、スーパーユーザーアクセスの許可を求められるので、もちろん許可しましょう。
一度設定してしまえば、あとはポケモンGOを立ち上げるたびに非ROOTモードになってくれます。これはあまりにも楽すぎて感動モノ。
というわけで、CM13環境でもポケモンGOできたよーという話でした。
今回、わたしはXposedの再導入は見送りましたが、
再導入したい方は、Magisk対応のものを入れなくてはならないようです。
そのへんはAndmemさんの記事に詳しいので、そちらをご覧ください。
SafetyNetさえ回避できれば、アプデ後のポケモンGOはとっても快適ですね。
前バージョンはとっても重く、Root Boosterを使ってやっとなんとか遊べるかな…という感じでしたが……
さすが、今バージョンは動作の安定化を行ったというだけあり、RAM1GBしか積んでいないRedmi2でも普通に遊べるなーという感じがします。
相棒機能もステキですよねえ。わたしはブースターちゃんを相棒にしましたが、なんとも愛くるしいです。たまりません。
ポケモンマスターを目指し、今後とも邁進してゆく所存であります。
※2016/10/26追記
なんだかSafetyNetがアプデされて、Magiskを検出するようになったという話が出てますね。しばらく忙しくてポケGOできていなかったのですが、久々に起動してみたところ、確かに遊ぶことができませんでした。「ROOT化などが検出された」旨の警告こそ出ませんでしたが、何度やっても「サーバーに接続できません」というエラーが出るようになりました。くやしい。
ちょっとどうにかできないかまた調べてみます。