プリズムコンボ

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iPhoneからSoftBankのガラケーにアドレス帳を移した話

1ヶ月ほど前のはなしなのですが、いつもたいへんお世話になっている方の月々の携帯の通信費を減らすおてつだいをしてきました。
いろいろ楽しかったのでそのうちちゃんとブログにまとめよう〜と思ってたら1ヶ月経ってしまった。書きます。

具体的には、通話はそこそこするということだったので、SoftBankのiPhone1台持ちからUQのデータSIM入れたiPhoneSoftBankのかけ放題ガラケーに変えたというかたちです。
UQのデータSIMにした理由はデータSIMなのに即日契約できるしSMSも使えるからです。あと、自分がいま使ってて快適だから。3GBというデータ容量に不満がない方相手なら推します。ぐいぐいっと。
料金的には、かつては月々8,000円程度かかっていたと伺っておりました。それが、それぞれ税抜きでガラケー月2,500円(かけ放題2,200円+留守電オプション300円)とUQのデータSIM3GBで980円だから、合計3,480円+税ってかんじになったのではないでせうか。

SoftBankガラケーはリサイクルショップで白ロムを入手しました。確かこれだったと思う。色はちがうけど。


 

 

…で、新たにガラケーを入手したということは、iPhoneからガラケーに連絡先を移さなきゃならないということなのであります。
とはいっても、iPhoneには赤外線通信もなければmicroSDカードスロットもない。どうするどうなる。

確実に連絡先データが移せた方法は3つあります。

1.連絡先をQRコードに変換して1件1件ガラケーで読み込む

このアプリとかを使って、連絡先データを1件1件QRコードに変換しガラケー側で読み込むことで、アドレス帳を移す事ができます。でも数百件がんばって移すのはしんどかったので断念。


2.連絡先をBluetoothで1件1件移す
Bluetoothで連絡先をガラケーに送ることはできたけれど、全件送信はできなかった。。どうしても1件ずつじゃないとダメみたいです。

 

3.連絡先の情報を書き出し、一旦microSDが使える機器に移してそこからガラケーに移す
結局採用した方法はこれでした。めんどくさいようだけど、件数が多いとなるとなんだかんだこれが良かった。
microSDが使える機器としては、今回はAndroid端末を用いました。あと、あらかじめ、空のSDカードを用意しておきましょう。

まず、iPhone内の連絡先を、どの端末でも読める連絡帳形式であるvCard形式で書き出します。書き出しにはこいつを使いました。

連絡先 バックアップ - IS Contacts Kit Free

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このアプリだと、重複した連絡先を自動で整理することもできます。vCard形式で書き出す前に一旦連絡先を整理しておくとよいでしょう。ガラケーって連絡先999件までしか入らないですしね。

んでもって、書き出し終えたら、microSDが使える機器(今回はAndroid端末)にそのvCardデータをどうにかして送ります。メール添付とかで良いと思います。

Android側にvCard形式の連絡先データが届いたら、今度はガラケーで読める文字コードに変換しなくてはなりません。ガラケーではシフトJISしか読めませんが、IS Contacts Kitで書き出したデータはUTF-8となっているのです…。
ということで、Android側でこのアプリを使います。

play.google.com

このアプリで先程のvCardデータを開きます。そして、アプリ右上のメニューキーから、「名前を付けて保存」を選択。任意の保存場所を指定したら、画面左下の「元ファイルに…」となっているボタンをタップ。出てきたメニューから「SHIFT_JIS」を選択します。
ファイル名は、「yymmddnn.vcf」といった形にします。yymmddはバックアップした日付、nnは00からのシリアルです。(こちらの知恵袋によると、この名前じゃないとSoftBankガラケーで読めないみたいです)

例えば、2017年4月1日にバックアップをしたなら、「2017040100.vcf」というファイル名にすれば良いようです。シリアル番号部分は、とりあえず「00」にしておけば問題ないようですよ。

ファイル名の入力を終えたら、「OK」を押して保存します。

ここまできましたら空のSDカードを取り出しまして、ガラケーに挿し、ガラケーでフォーマットします。大事なのはここです。パソコンやAndroid端末でフォーマットすると、ガラケーで読めなくなる可能性が高いので。

ガラケー側でフォーマットを終えたら、Android端末にmicroSDを挿します。そして、SoftBankガラケーで読めるフォルダ構造を作ります。ガラケーで読めるフォルダ構造は以下のサイトのようなかんじになっているそうです。

ソフトバンクの歩き方 フォルダー構成

手作業でこのフォルダ構造を一個ずつ作っていくのは非常に面倒なので、上記のサイトの下部にある「フォルダー構成をダウンロード」をクリックしてzipをダウンロードし、microSD上で解凍するとらくちんです。

microSD上にガラケーで読めるフォルダ構造が再現できたら、「\PRIVATE\MYFOLDER\Utility\Contacts\Contacts.BCK」を開きます。そして、Contacts.BCKフォルダの中に、先程文字コードを変換したvCardデータ「yymmddnn.vcf」を移動します。

ここまでできたら、Android端末からmicroSDを取り出し、ガラケーに再び挿します。そして、ガラケー側でメインメニューを開き、「ツール」の中の「SDバックアップ」を選択。そして、「バックアップ/復元」を選択します。
すると、先程移した「yymmddnn.vcf」が表示されます。「本体へ復元」を選択すると、vCardデータがガラケーに読み込まれ…しっかり電話帳に登録されます。わあいだどん!
これを終えたら、あとはmicroSDを抜いても大丈夫です。

という手順を踏みまして、無事にiPhoneの連絡先をガラケーに移すことができました。ちょっと苦戦したけど面白かった〜。やってみればできるもんですね。
お世話になっている方からは、無事に2台持ちライフを送っていると伺っております。なによりです。


余談ですが、その方が以前使っていたiPhoneはちょっと調子が悪いようだったので、2台持ち用のUQデータSIM入れるiPhoneもリサイクルショップで入手しました。au版のiPhone6です。


 

SIMトレイ用のピンがついてこなかったので、つまようじを突っ込んだりホチキスの針を突っ込んだりしてもトレイをなかなか開けられなくて悪戦苦闘したんですけど、ギターの弦を突っ込んだら開きました。
みなさま、固くて開かないiPhoneのSIMトレイはギターの弦で開きます。お試しくださいませ。